パテント・リザルトは、自動車・輸送機器業界の企業が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「2010年度自動車・輸送機器業界 特許資産の規模ランキング」を発表した。今回の特許ランキングは、2010年4月1日から2011年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化し、企業ごとに総合得点を集計した。集計の結果、1位はトヨタ自動車、2位がデンソー 、3位がホンダ、4位が日産自動車、5位がマツダとなった。1位のトヨタ自動車では、「自動変速機の熱交換器構造」や「内燃機関の制御装置」に関する技術に注目度が高い特許がある。また、上位5社中で昨年から順位が最も上がったのは、前年から4ランク上昇したマツダ。前年に比べて4割以上登録特許が増加した。注目度の高い特許には、「車両のシート前倒し装置」や「車両の音響解析装置」などがある。