日本オラクルは12日、企業システムのサーバ仮想化製品「Oracle VM 3.0」と、Oracle Linuxにおいて高性能・高信頼・最新技術の提供を実現するカーネル「Unbreakable Enterprise Kernel」の国内提供を行うことを発表した。
「Oracle VM 3.0」は、Intel x86アーキテクチャ上で稼働するハイパーバイザ型のサーバ仮想化ソリューション。新しいポリシーベースの管理機能と「Oracle VM Storage Connect Plug-in API」経由での高度なストレージ管理機能を有しているのが特徴。ネットワーク構成の集中管理、より使いやすい管理機能を持ち、Open Virtualization Format(OVF)をサポートしている。オラクル製のデータベース・ミドルウェア・アプリケーションをテンプレート化した「Oracle VM Templates」も90種類以上を取りそろえている。また「Oracle VM 3.0」では、1仮想マシンあたり最大128仮想CPUをサポートしている。ゲストOSとして「Oracle Linux」「Oracle Solaris」、Microsoft Windowsを含む主要オペレーティングシステムをサポートする。「Oracle VM 3.0」は無償でダウンロード可能で、ライセンス費用も無償。同日より提供が開始されている。