このサービスを利用することで、通信事業者はサービスを実現するシステムを個別に用意する必要がなくなり、新規サービスを迅速に立ち上げることが可能となる。NECでは、新サービスの第一弾として、スマートフォン向けのセキュリティ関連機能を実現するクラウドサービス「NEC Mobile Security」を、10月末から提供する予定。同サービスは、NECの端末管理ソフト「NC7000-DM」と、米国のセキュリティベンダーであるWebroot Software社のウィルス対策ソフトを組み合わせて実現するもので、紛失したスマートフォンのデータを遠隔から消去する機能や、ウィルス対策機能などを提供する。
NECは年内に、スマートフォン向けのコンテンツ配信機能、ID管理機能、課金機能などを実現するクラウドサービスを順次提供する予定。なおNECは、10月4日~8日に幕張メッセにて開催される「CEATEC JAPAN 2011」において、新サービスに関する展示やデモンストレーションを実施する。
《冨岡晶》