JX日鉱日石エネルギーと日本電気(NEC)は27日、横浜市が推進する「横浜スマートシティプロジェクト(YSCP)」において、「次世代サービスステーションにおける蓄電・充電統合システム」の実証事業を開始することを発表した。 電気自動車(EV)への急速充電には相当な電力が必要なため、充電拠点において電力会社からの電力を受ける受電設備の容量増強による経済的負担の増加や、充電が同一時間帯に集中することによる電力供給不足、充電待ち時間の増加等が懸念されている。これに対し、複数の急速充電器と大容量蓄電池から構成される「蓄電・充電統合システム(Battery & Charger Integration System、BCIS)」を開発し、横浜市内のJXエネルギー施設などにおいて実証する事業内容とのこと。 BCISの蓄電池電力の活用や複数充電器の充電制御マネジメントにより、複数のEVへの充電時間短縮や充電電力のピークカット効果を検証する。また、地域エネルギーマネージメントシステム(CEMS)と連携することで、本事業で導入するBCISが地域コミュニティの電力需給調整に貢献できることも検証する。 この事業は、経済産業省の「平成23年度次世代エネルギー・社会システム実証事業」に、JXエネルギーとNECが、東京工業大学とともに共同実施者として採択されたもの。JXエネルギーが充電拠点の運営に関する社会実証を、NECがBCISの開発・構築を、東工大が地域コミュニティへの貢献効果解析を分担して実施する。
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