伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)とMcAfee Inc.の日本法人であるマカフィーは18日、セキュリティ分野における提携関係をさらに強化し、企業向けスマートデバイス管理ソリューションの共同展開を開始した。 両社は、マカフィーの「McAfee Enterprise Mobility Management(マカフィー エンタープライズ モビリティマネジメント:EMM)」による、マルチキャリア/マルチOS対応の企業向けスマートデバイス管理システムの構築から運用サービスまでをトータルで提供する。さらに今後、マカフィーのモバイルマルウェア対策製品などとの機能連携や、同システムのクラウドサービス化など、協業範囲の拡大を目指す。関連ビジネスを含めて今後3年間累計で50億円の売上を目指す。 マカフィーのEMMは、ポリシーの作成と配布、機器証明書の配布、デバイスの状態監視、ユーザー管理、メールの保護など、スマートデバイスのライフサイクル全体の管理を行うモバイル管理ソリューション。iOS、Android、Web OS、Windows Mobile、Symbianなど、広範なモバイルプラットフォームに対応する。 CTCとマカフィーは、2003年にウイルス対策製品の販売契約を締結して以来、不正侵入対策など、インターネットセキュリティ分野で協業しており、今回、マカフィーのスマートデバイス管理技術とCTCのシステム構築、運用ノウハウを組み合わせることで、社内ポータルや顧客管理システムといったエンタープライズシステムとスマートデバイスを連携させたシステムの開発から構築、運用サービスまでをトータルで提供するとしている。
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