東京電力が15日午前9時現在として発表した福島第一原子力発電所の状況は以下の通り。●原子力発電所・5月31日午前8時頃、5、6号機取水口カーテンウォール付近の海面に油が漏えいしていることを確認し、双葉広域消防本部、福島海上保安部に連絡。調査の結果、護岸周辺の配管付近から油がにじみ、護岸鋼板の穴を通して港湾内に漏えいしていること、漏えいが停止していることを確認。油の漏えい範囲はカーテンウォール周辺および物揚場周辺の海面上でごく薄い油膜であり、外洋への拡散はないことを確認するとともに、午後2時頃、護岸周辺に吸着マットの設置を終了し、午後4時50分、オイルフェンスを設置完了。6月14日午前10時頃、カーテンウォール付け根付近の油漏れ元の開口部を閉塞。・6月14日午後3時35分、1号機の原子炉への注水配管の切り替えに伴い、注水を一時停止。同日午後3時50分、注水を再開。・6月14日午後0時14分、2号機の原子炉への注水配管の切り替えに伴い、注水を一時停止。同日午後0時37分、注水を再開。・6月14日午後1時2分、3号機の原子炉への注水配管の切り替えに伴い、注水を一時停止。同日午後1時31分、注水を再開。・6月14日午後4時10分、4号機使用済燃料プールにコンクリートポンプ車を用いた淡水の放水を開始(同日午後4時11分~午後7時15分、ヒドラジンをあわせて注入)。6月14日午後8時52分、放水を終了。・6月14日午前10時、6号機タービン建屋地下の溜まり水について、仮設タンクへの移送を開始。6月14日午後4時、移送を終了。・6月14日、5、6号機超高圧開閉所周辺他において、作業員が飛散防止剤を約8,750m2の範囲に散布。