世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)は5月31日、携帯電話が使用する電磁波を、発がん性のリスクのグループ「2B」=「人に対する発がん性が疑われる」に指定した。神経膠腫と呼ばれる悪性脳腫瘍のリスクが高まるという。2Bは5段階に定義されている発がん性リスクのうち3段階目。調査の結果は、携帯電話ユーザーと神経膠腫と間に何らかの関連性が見られるいっぽう、その他のがんについては関連性があるとの結論を引き出すには至らなかった。職業や環境による差異は認められなかった。IARCのワーキンググループは、発がん性のリスクを数値化しなかったが、ヘビーユーザー(毎日30分、10年間)の神経膠腫のリスクが40%高まるとした研究結果があるという。ワーキンググループのグループ長のジョナサン・サメット博士は「2B指定されるには充分な資料がある。携帯電話と発がんリスクの関係について注意し続けなければならない」とする。2B指定の物質は266種類が指定されているが、それらにはクロロフォルム、コーヒー(ぼうこうがんのみ)、DDT、舶用ディーゼル油、パラジクロロベンゼン、ガソリン、ナフタリン、酢酸ビニル、溶接の煙などが含まれる。タバコと、アルコール飲料に含まれるエタノールは、最も危険なグループ「1」=「人に対する発がん性」だ。
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