イッツコムが提供を開始するというクラウドサービスは、主にケーブルテレビ事業者のためのDPMサービスや、その上位に位置するCRM、SFA、課金システム、Webサーバーなどである。発表当日は、DPMサービスを7月1日から開始することを明言し、この秋から2012年3月までをめどに、監視サービス、Web/Mailサービス、課金システム、CRM、マッピングなど提供クラウドの範囲を広げていくという。ターゲットは、J:COMなどのMSOを除く、独立系のケーブルテレビ事業者がメインとなるが、その営業フロントとしてJDS(Japan Digital Service)が担当する。JDSは、国内ケーブルテレビ事業者に衛星デジタル放送の配信サービスを手掛けている会社だ。そのため、国内事業者へのリーチ度も期待できる。