富士通は27日、オーストラリアのNBN社(National Broadband Network Co)から、オーストラリア全土に光ブロードバンド網を展開するための新規プロジェクトのパートナーとして選定されたことを発表した。初期受注額は1年で1億豪ドル(約90億円)。 NBN社は、オーストラリア国内に光ブロードバンド網(名称:National Broadband Network、略称:NBN)を構築し、運営するための企業としてオーストラリア政府が2009年に設立。国民に先進的なデジタルサービスを提供できる、次世代光ブロードバンド網を実現することを役割としている。 今回、富士通オーストラリアが、13万3000個所の建物敷地内へ光ブロードバンド網を接続するためのネットワーク設計と工事を含めたマネージドサービスを行う。工事はパートナーであるServiceStream社が行う。これらの光ブロードバンド網接続は、建設計画や住宅需要に応じて工事が行われるため、3年間で敷設を完了する予定。