解像度は100DPI(Dots Per Inch)、漢字モードで4000LPM。インクミスト(霧状のインク)に選択的に電荷を与え、電界で印刷用紙に誘導して記録する方式で、世界最高速の装置であった。
次いで、Laser Beam Printer(以下LBPと言う)が開発された。外部から導入した技術を元に、たった1年でまとめ上げた装置を、1976年の展示会で発表した。電子写真や光学系技術者が居ないなか、連続紙仕様のLBPを世界で3番目に発表できたのは、「端末の沖」の高崎の底力だったと思う。解像度は240DPIとなりELPに比べ、文字品質は大幅に改良された。印刷速度は2700LPM(190mm/秒。今風に言えば、A4横、50PPM(Pages Per Minute)機相当)。コントローラにはOKIのミニコンを採用していた。