電子情報技術産業協会(JEITA)は、2月の「パーソナルコンピュータ国内出荷実績」を発表。1月に続き前年同月比を下回った結果のなか、地上デジタルテレビチューナー内蔵のデスクトップPCは140%超の伸びを見せた。 2月の出荷台数合計は83万8千台で前年同月比90.6%、出荷金額合計は691億円で同82%という低水準を記録した。内訳を出荷台数/前年同月比で示すと、デスクトップPCは25万6千台/97.9%で、液晶一体型(オールインワン)が12万9千台/104%、セパレート(単体)は12万7千台/92.3%。ノートPCは58万2千台/87.8%で、モバイルノートが14万1千台/94%、A4型が44万1千台/86%となった。 液晶一体型を除きいずれも前年同月比でマイナス成長となったが、この背景には1月と同様、昨年の同時期は政府が打ち出したスクールニューディール構想による教育用PCの特需が生じたため、今年はその反動が考えられる。 こうしたなかで高実績を上げたのが地デジ内蔵PCで、出荷台数は83万台、前年同月比は120.7%を記録した。内訳を出荷台数/前年同月比で示すと、ノートPCは15万台/68.9%の低水準であったが、デスクトップPCは68万台/143.8%と高成長を遂げた。