無停電電源装置などのAPCジャパンは、24日から通常営業を開始する。 同社では、ディストリビューションセンターがダメージを受けたため製品供給に支障がでている状態だ。また、計画停電などの影響により、製品購入前、購入後についても同社には問い合わせが殺到しており、返信などに通常より時間がかかっている。 同社のウェブサイトではUPS(無停電電源装置)についての注意事項が掲載されている。UPSは停電時にコンピューターのデータなどを保護するための非常用の一時的な電源で、計画停電のような毎日数時間の停電に対応した場合、バックアップ時間が十分に保たれない可能性があり、バッテリ使用の頻度の増加のため予想バッテリ寿命が短くなる可能性があるとしている。同社では機種および保護する機器の消費電力によりバックアップ時間が異なるため必ず確認するようにと呼び掛けている。 なお、UPSを使用してはいけない機器として、人体/生命に重大な影響をおよぼすような医療機器の制御、きわめて高度な信頼性を要求される原子力/航空宇宙機器等の制御、工作機械の制御、交通機関(電車や自動車等)の制御や管制、レーザプリンタ、シーケンサ等の電圧波形によって動作を左右されるような工作機械が挙げられている。