この「デスクトップ仮想化」ソリューションは、企業のクライアント環境が、Microsoft Windows 7へ移行する際に問題となる、リスク対策や運用管理コストに対応するもの。3社は、ユーザー企業に対しデスクトップ仮想化の試験環境と導入支援、構築・運用サービスの提供を行う。
具体的には、新日鉄ソリューションズによる導入コンサルティングサービスおよび構築・運用サービスの提供を、本年3月より順次展開。さらに新日鉄ソリューションズのシステム研究開発センター内に構築した大規模検証環境にて、シトリックスと日本マイクロソフト両社の技術支援のもとVDI検証プログラムを、4月より提供開始する。システム研究開発センターの大規模検証環境「NS Cloud Competence Center」は、クラウド技術を実システムに適用することを目的とする大規模検証施設で、複数ベンダーによる200ノード以上・総コア数1100以上のサーバおよび複数社のストレージ、InInfiniband Network, IP Network, FC Networkなどを実装し、複雑なネットワーク環境も検証可能となっている。
VDI検証プログラムは、シトリックスのデスクトップ仮想化ソリューション「Citrix XenDesktop」、仮想化プラットフォーム「Windows Server 2008 R2 Hyper-V」、システム管理製品「System Center」をベースとしたMicrosoft VDIソリューションに、新日鉄ソリューションズのクラウド技術(仮想化・運用自動化)を組み合わせたものとのこと。