アウディは16日、次世代のブロードバンドインターネット接続システムを、早期にアウディの市販モデルへ採用するプランを公表した。アウディは、通信大手のアルカテル・ルーセント社と協力。次世代の通信方式、「LTE(ロング・ターム・エボリューション)」を、車載インターネットアクセスに導入する計画を打ち出した。LTEは、3G方式の14.4Mbpsを上回る100Mbps超の高速かつ大容量の通信を可能にする。今回、アウディはフラッグシップサルーンの『A8』に、LTE技術を搭載したプロトタイプを公開。同社のミハエル・ディック取締役は、「LTEは車載テレマティクス分野でのアウディのアドバンテージを、さらに拡大する技術」と語り、年内の早い時期に実用化する意向を示している。