翻訳にかかる時間は約2、3秒で、翻訳結果は音声とともに画面上に文字でも表示される。主にレストランや劇場、ホテルの予約、緊急救急通話などでの利用を想定しているという。ブースでは、一方の端末で話した日本語(「チェックインまで荷物を預かってもらえますか」)が英訳され、もう一方の端末へ伝えられるデモが行われていた。来場者がごったがえす騒がしい環境ではあったが、正しく英訳がされていた。
NTTドコモの担当者は同サービスについて、英語の音声認識の精度が日本語ほど高くないため、まだ改善の余地があると語る。英語は日本語に比べより多くの発音のバリエーションがあるが、アメリカのネイティブを想定したつくりとなっている。ブースでサービスを体験した海外のユーザーの反応を尋ねると、「ウソだろう」というような驚きの反応を見せる来場者が多いという。またMWCの2日目のキーノートにて、同社代表取締役社長 山田隆持氏は、同社の次世代サービスとして自動翻訳システムを紹介した。