電子情報技術産業協会(JEITA)は26日、「2010年12月パーソナルコンピュータ国内出荷実績」を発表。出荷台数の前年比はPC全体が100.8%という前年並みに堅調ななか、地デジ搭載モデルは185.4%の伸びを示した。 12月の出荷台数合計は102万9千台で前年同月比100.8%、出荷金額合計は901億円で前年同月比101%を記録した。内訳を前年同月比の台数で見ていくと、デスクトップPCは102.8%、ノートPCは100.1%でいずれも前年並みに堅調な動き。なかでも地上デジタルテレビチューナーを搭載したモデルは、デスクトップPCが206.7%、ノートPCが131.7%でPC全体をけん引した形となった。 また、デスクトップPCの内訳を台数で見てみると、液晶一体型(オールインワン)が前年比120.9%であるのに対しセパレートタイプは86.4%。同じくノートPCでは、A4型が104.8%であるのに対しモバイルノートは78.4%。デスクトップPCは液晶一体型、ノートPCはA4型に大きく人気が偏った傾向と言える。 なお、年度の四半期ベースで見た場合、10~12月の第3四半期の出荷台数は272万6千台で前年比113.2%。内訳は、デスクトップPCが84万8千台で127.2%、ノートPCが187万9千台で107.8%。出荷金額では2,396億円となる、107.3%で推移した。