企業におけるクラウドサービスの活用とITによる経営革新が本格的に進むと言われている2011年、徹底した標準化によるTCOの削減、ベンダーロックインの回避、既存のIT資産の有効活用とクラウドにおける移植性、相互運用性の確保という観点から、OSSへの期待はさらに大きくなるだろう。昨年11月16日に3年8か月ぶりに市場投入した主力製品Red Hat Enterprise Linux 6をはじめ、KVM仮想化機構、OSSクラウドソリューション、PaaSソリューションの対応を見越したJBossミドルウェアへの需要などが、今年もさらに大きく拡大することは間違いない。レッドハットは新製品や新しいソリューションを核に、広範なパートナー・エコシステムを最大限に活かしながら、OSSソリューションの一層の普及を目指す。