今年スペインで開催されたMobile World Congressで登場したMeeGoは、携帯端末やネットブックばかりでなく、車載、家電製品への応用も視野に入れている。 ユニデンは、次世代電話に置き換わるマルチメデイアコミュニケーション端末「メデイアフォン」を参考品として出展していた。同社のデバイスは、タブレット型の8.9インチマルチタッチ液晶、Atomプロセッサ(E600番台)を採用し、MeeGoやAndroid、Windowsなどの各種OSに対応。無線LAN、Bluetooth、130万画素カメラ、マイク、スピーカー、地デジチューナ-、USB2.0ポートなどを備えている。クリアなコードレス電話(新DECT方式)としての機能のほか、Webブラウジングやインターネット電話、Flashコンテンツ、HD動画の再生も可能だ。 一方、インテルのブースではホームエナジーマネジメントシステム(HEMS)のデモを実施していた。これは家電の消費電力を低減させる省エネのコンセプトモデル(Atomプロセッサ搭載端末)で、家電の消費電力を「見える化」することで、ユーザーに節電を喚起させるもの。たとえばスマートタップをコンセントにかませて家電の電力量を計測し、そのデータをZigBee経由でMeeGoベースの専用端末に転送する。そして家電の公称電力と実際の使用電力を比較し、より省エネが可能な使い方をユーザーに提案したり、目標設定値を検討することができる。このコンセプトモデルは来年第1四半期にはリファレンスプラットフォームとなり、OEMでの提供も可能になるという。
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