10日~12日に開催の「クラウドコンピューティングEXPO」で富士通は、同社のクラウド製品のラインアップを展示。10月に商用サービスが開始された「オンデマンド仮想システムサービス」などのIaaS製品はその代表的なものであるが、同ブースには、10月に行われた「ITPro EXPO」にて優秀賞を受賞したSaaS型業務アプリケーションソフト「GLOVIA smart 会計 きらら」をはじめとする、SaaS製品も数多く展示されていた。 「GLOVIA smart 会計 きらら」は、富士通の会計システムGLOVIA、およびGLOVIAsmartで培ってきた機能を継承しつつ、売上規模で30億~100億規模の中小企業向けの使いやすさを強化したもの。中小企業での伝票入力は手作業となる場合があることを考慮し、よく利用する機能のファンクションキーの割り当てや、目に負担がかからない配色などの配慮がなされている。また入力画面のレイアウトも紙の伝票に合わせたものとなっている。 そのほかにも、ERP・CRM・Eコマース機能などの業務アプリケーションを単一のデータベースで利用できるSaaS型統合業務アプリケーション NetSuiteや、BI(Business Intelligence)システムをSaaS型で提供する「BI OnDemand」、各部門での顧客からの問い合わせ情報の一元管理や、商談状況の管理などが可能なSaaS型アプリケーションサービス「CRMate」などを展示していた。 また同社は、今回のブースでは展示していなかったものの、農業や製造業、医療など特定の業種に特化したSaaS製品も提供している。例えば今年の4月には、農業分野の業務を支援するクラウドサービス「F&AGRIPACKシリーズ」の提供を開始している。同シリーズでは、農業の「経営の見える化」「生産の見える化」「顧客の見える化」を支援するサービスとして、減価償却、従事分量配当など農業専門の会計処理サービスや、農産物の生産履歴情報の管理や、農薬基準に基づいた適切な生産管理サービスを提供する。 同社は今回の展示会にて「ビジネスのできなかったをできるに変える」をテーマに掲げており、クラウド技術を用いて、農業や公共サービス、福祉など従来ICT化が進んでいなかった分野でのビジネスを支援していくとしている。
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