NECグループの高砂製作所は、電気自動車(EV)用50kW急速充電器「TQVC500M3(ティーキューブイシー500エムスリー)」の販売を開始した。出荷開始は2011年春を予定しており、3年間で1,000システム以上を販売する計画。 同製品は、従来製品と比べ、横幅を400mm縮小し、設置面積を約3分の2に抑えることでショッピングモールなど人が集まる施設のほかスペースの狭い店舗や駐車場などにも導入を可能にした。また、ユーザの要望に応じて、オプション搭載機能として入力電力(20~50kW)の個別設定を行うことが可能で、これによりユーザが急速充電器を導入するためだけに、電力会社と高電圧での契約することが不要。初期導入コストの抑制が図れる。 11日から東京国際フォーラムで開催される「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2010」に展示するほか、横浜みなとみらい21地区の実証実験でも利用される。