グーグル(Google)は21日、地図サービス「Googleストリートビュー」の撮影を再開したことを発表した。 今年5月、ストリートビューの撮影車に、Wi-Fiネットワークの信号を収集する装置が搭載されており、ペイロードデータ(ネットワーク上を流れる情報)を収集していたことが発覚し、批判を受けていた。同社は「意図せず収集していた」「収集されたペイロードデータを、Googleのいかなる製品にも使用していない」としている。 より詳しい経緯についても、同社は説明している。まず2006年に、WiFiの実験的なプロジェクトに取りかかっていたエンジニアが、あらゆるカテゴリのWiFiデータのサンプルを記録するプログラムを作成。1年後、モバイル製品の開発チームが、ストリートビュー撮影車を利用して、SSID情報(WiFiネットワーク名)やMACアドレス(WiFiルーター等の機器に振り分けられた固有の番号)などの基礎的なWiFiネットワークのデータを収集を開始。このときに、プログラムが含まれてしまっていたという。 この問題に気付いた直後に、Googleはストリートビュー撮影車の運用を即座に停止。撮影車を用いたすべてのWiFiデータの収集を中止し、調査担当者以外はアクセスできない状態で保管し、各国や地域の監督機関等と今回の経緯について話合いを続けてきた。 ここ数か月、ストリートビューの撮影車は撮影を一時中止していたが、今週から運転を再開。撮影している場所や地域はWebで逐次公開・更新されるとのこと。また撮影を再開するにあたり、各国の撮影車から、WiFiデータ収集に関する機器を完全に取り外し、写真と3D画像のみを収集することになるとしている。
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