ガールズグループ少女時代のメンバー、テヨンがコンサート中止に対する補償を求めるグローバルファン連合の声明文を共有した。
4月24日、テヨンは自身のインスタグラムにグローバルファン連合が公開したコンサート「TAEYEON CONCERT-The TENSE」の東京公演の中止に対するフィードバックおよび補償要求声明文を投稿した。
テヨンの海外ファン連合は、声明文でテヨン日本公演の一方的な中止およびファンがそれによって受けた被害について、所属事務所SMエンターテインメントを批判し、フィードバックを要求した。
彼らはまず、公演2日前の一方的で誠意のない中止の通知に対するフィードバックを要求したが、通知の方法に誠意がなく事態の深刻性を認識できていない様子で、公演中止後にSMエンターテインメントは対応をせず、責任を回避したと批判した。
これに対し、テヨンのグローバルファン連合は5つの具体的な対応を要求した。
彼らは、「この事態に対する正確な責任の所在を明らかにし、SMエンターテインメント第1センターおよび関連する責任者に対する適切な懲戒を施行すること」「アーティストテヨンの公式SNSを通じて、この事態に対する公式謝罪文と声明を発表すること」を求めた。
続けて、「日本公演の中止によるファンの被害に対する実質的な補償案を用意し、その具体的な内容を透明に公開すること」「今後の『The TENSE』ツアー日程で類似する事態が再発しないよう、信頼を基にした透明な運営と明確な公示を行うこと」を催促した。
最後に、「『The TENSE JAPAN』公演の新しい日程発表の可否および今後の開催計画に対する明確な立場をSMエンターテインメントが公示し、それに対する案内を早急に行うこと」を要求した。
これと同時に、グローバルファン連合は「この事態と関連し、アーティスト本人に過ちが歪曲され（責任が）転嫁される状況を強く警戒し、アーティストが直接ファンと意思疎通を行わなければならない負担を負うことがないように守るつもりだ」と付け加えた。
去る4月17日、SMエンターテインメントはテヨンの日本公式ホームページを通じて19日と20日に東京・有明アリーナで開催される予定だったテヨンの単独コンサートの中止を明らかにした。
これについて、SMエンターテインメントは「アジアツアーで使用する機材を日本に向けて輸送中だが、現在も日本に到着しておらず、公演実施に向けた十分な準備をすることが非常に困難な状況だ」と説明し、振替公演および今後の対応の詳細を今後案内すると伝えた。
4月18日、テヨン自身もファンとのコミュニケーションプラットフォームを通じて、「日本公演が中止になったと伝えられたとき、SONE（少女時代のファンネーム）が心配でたまらなくて何をどう言ったら良いのかわからない」と綴った。
加えて、「この状況がすごく嫌だし、SONEに申し訳ない。さまざまな人の努力と期待で作られた私の公演が一瞬にしてなくなり、盗まれた感じがして、空しいこの感情をどのように表現すべきかもわからない」と吐露した。
その後、ファンの声明が登場すると、テヨンが直接これを共有し、コンサートの中止で虚しさを感じている日本のファンの心境に同調したものと思われる。
◇テヨン プロフィール
1989年3月9日生まれ。韓国・チョンジュ市出身。2007年に少女時代のメンバーとしてデビューした。優れた歌唱力と色白で上品な顔立ち、優しい性格などが評価され、グループ内で高い人気を誇る。2015年に待望のソロデビューを果たしてからは「信じて聴く」という枕詞が付くようになった。2019年には映画『アナと雪の女王2』の公式カバーアーティストに抜擢。劇中のメイン楽曲『Into the Unknown』を歌った。
