ノキア・シーメンス・ネットワークス(Nokia Siemens Networks)(以下ノキア・シーメンス)は19日(現地時間)、モトローラ(Motorola)の無線通信機器部門を12億米ドルで買収すると発表した。モトローラの無線通信機器部門は、GSMやCDMA、WCDMA、WiMAX、LTE関連の製品、サービスを提供している。 これによりノキア・シーメンスは、China MobileやClearwire、KDDI、Sprint、Verizon Wireless、Vodafoneなどをはじめとする、モトローラの顧客約50社を引き継ぐことになる。また同部門の社員のうち7,500名がノキア・シーメンスに移籍する。 ノキア・シーメンスのCEOラジーフ・スーリ氏は「今回の買収により、アメリカや日本における我々の規模を拡大することができる」と語った。 今後もモトローラは通信機器ビジネス関連の特許を保有し、iDEN(integrated Digital Enhanced Network)事業を継続する。