小友氏:マルチデバイス対応は、これからの電子書籍ビジネスに重要だと思いますが、ActiBookがスマートフォンやスレート端末に特化したツールになっていくということではありません。スターティアラボの電子書籍向けのオーサリングツールの、もともとのコンセプトに「One Authoring, Multi Device」というものがあります。これは、1回のオーサリング処理で、PCの機種、プラットフォーム、そしてPC以外のデバイスにも依存しないで対応できる機能を意味しています。 ActiBookは、基本となるパッケージを購入すれば、その後のオーサリング機能の拡張や対応デバイスの追加は、定期的なバージョンアップを含むメンテナンスで受けることができます。電子書籍については、今後、専用端末やスマートフォンなどモバイル系のデバイスの対応が欠かせないものですが、業務用端末やデジタルテレビへの対応もiPhone/iPadへの対応も、ActiBookのマルチデバイス対応戦略の中では区別はありません。