社会福祉法人日本身体障害者団体連合会ではサーバ老朽化にともなうインフラ更新にあたり、コスト削減、スケジュール短縮、運用ノウハウの継承という課題を解決するために仮想化を採用。仮想化への移行にP2V(Physical to Virtual)ツールを使い、約1か月という短い期間で移行を完了している。よくサーバ仮想化のメリットはある程度の規模がないと効果が得られないと言われるが、仮想化導入サーバは2台という小さい導入規模ながら、パッチ適用や電気代など運用コストのメリットを確保することもでき、インフラ更新によりスペック向上した最新サーバ上で旧資産を稼動させることにより、レスポンスの向上というメリットも得られているそうだ。仮想化は中~大規模システム向けの技術と思われがちだが、小規模でも十分に仮想化のメリットを享受できる。