シャープは12日、世界で初めて4原色技術を用いた3D液晶ディスプレイを開発したことを発表。あわせて5月に、本ディスプレイを用いた3Dテレビを発表することも明らかにした。発売は夏を目指しており、日本国内では4月のパナソニック、6月のソニーに続く3Dテレビへの参入となる。 今回開発された液晶ディスプレイは、テレビ用液晶パネル用技術「UV2A(ユーブイツーエー)」に、「4原色技術」、「FRED(フレッド)技術」、「サイドマウントスキャニングLEDバックライト技術」を加えて3D表示時の低輝度をクリアし、クロストーク(左目・右目の二重像)の低減を実現したという。 業界最高輝度をうたう大画面テレビ用の3D視聴には、「アクティブシャッターメガネ方式」を採用する。先日、同社ではメガネが不要な「視差バリア方式」を採用したモバイル機器向けの2D/3D切り替え可能な高輝度液晶ディスプレイを発表したばかり。なお12日から3D特設サイトを開設し、3Dディスプレイのアピールに努めている。