富士通は8日、無線LANアクセスポイント「SR-M20AP1」について、高速無線LAN規格対応や認証自動切替の機能を新たに搭載したバージョンアップ製品の販売を開始した。旧製品も無償バージョンアップ可能。 新バージョンの「SR-M20AP1」は、IEEE(米国電気電子学会)が制定したIEEE802.11n規格に準拠しており、最大300Mbpsの伝送速度を実現した。IEEE802.11n規格は、無線LANを利用する際、最大300Mbpsの伝送速度で通信することが可能で、従来の無線LAN規格と比較して、有線LAN(100BASE-TX)と変わらない高速なデータ通信が可能となる規格だ。 また、無線LAN接続時の認証に利用する認証サーバへの通信ダウン時に、通信ダウンとなった認証サーバを利用しない認証方式に自動的に切り替えることで無線LAN通信を維持可能とした。通常時はRADIUSサーバ(注2)にて認証を実施し、RADIUSサーバへの通信障害時に通信障害となったRADIUSサーバを利用しない認証方式に自動的に切り替える。本機能により、RADIUSサーバ障害時でも無線LAN通信が可能。消費電力についても、「SR-M20AP1」がサポートする無線LAN規格を組み合わせて(IEEE802.11a/nとIEEE802.11b/g/n)同時に利用した場合でも、最大12W以下と低減した。 販売済の製品については同社ホームページからソフトウェアをダウンロードし、無償バージョンアップすることで同等機能を搭載可能。SR-M20AP1プレインストールモデルV2(SJM20AP102)の価格は77,000円で5月14日より出荷を開始する。
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