NECビッグローブは8日、「BIGLOBE海外ローミング(iPass)」を強化し、海外におけるインターネット接続で二段階の定額制プランの提供を開始した。 「BIGLOBE海外ローミング(iPass)」は、iPass.inc(アイパス社)が提携するプロバイダのインターネット接続を、世界各地で利用できるBIGLOBE会員向けオプションサービス。このたびのサービス強化により、これまで提供してきた従量制プランに加え、一定料金で無制限に利用可能な定額制プランがあらたに提供されることとなる。 新しい「BIGLOBE海外ローミング(iPass)」では、二段階の定額制プランを新設。個人および法人のBIGLOBE会員であれば、基本料金500円/月(免税)から利用でき、最大5,500円/月(免税)で無制限にインターネットが接続できる。またiPhone、Windows7への対応を開始するとともに、ヨーロッパにおいて1,000個所のアクセスポイントを拡充する。現在のアクセスポイントは、世界160か国以上、約10万個所であり、484個所の空港施設、約2万4千個所のホテルおよびコンファレンス会場、約8万個所のカフェ・レストランで、無線LANを中心としたインターネット接続が可能。 サービスの利用にあたっては、アイパス社のインターネット接続専用ソフト「iPassConnect」のインストールが必要。本ソフトを利用すると、その場で利用可能なアクセスポイントが自動で検知できるほか、1契約でスマートフォンやパソコンなど複数端末のローミングが利用可能となる。同社では今後3年間で利用者数5万人、売上2億円を目指す。