Android搭載のノートパソコンや携帯デバイスの起動時間は十数秒から1分とも言われ、まだまだ課題が残る。 ユビキタスでは、Androidを世界最速の1秒で起動させる「Ubiquitous QuickBoot」を発表し、そのデモをブースで行っていた。 今までのLinuxの高速機能というのはハイバネーション方式が多く、ある時点のメモリのイメージをフラッシュメモリなどに書き込んでおき、起動するときにはそのフラッシュメモリのイメージを全部RAMに展開してから起動することで実現していた。これに対して今回の方式ではフラッシュメモリに保存するまでは同じだが、フラッシュメモリから読みだす方法に工夫を加えている。「必要最低限のシステム起動に必要なメモリー領域だけを最初にRAMに展開して起動。必要な部分を読み出したら処理を動かしながら、残りの部分を読みだすようにした」「これが、意外とできそうで難しい技術だった」。