基調講演のなかでオジー氏は「スリースクリーン&クラウド(Three Screens and a Cloud)」ビジョン、すなわちPC、携帯電話、そしてテレビといったスクリーンの違いを意識せずに利用可能であり、かつすべてがクラウドベースのサービスを介して接続されているようなソフトウェアエクスペリエンスの実現に向けたマイクロソフトの構想をあきらかにした。Seesmic、WordPress、そしてCheezburger Networkなどに代表されるパートナー企業などが、今後はマイクロソフトの開発プラットフォームを全面的に採用する方針であるという。
オジーはまた、マイクロソフトが提供するパートナー企業向けのオンライン マーケットプレースであるMicrosoft Pinpointの将来展望についても紹介。そこで提供される情報仲介サービス「Dallas(コード名)」は、Windows Azureプラットフォームを全面的に利用して構築されるもので、現在「Dallas」で利用可能な参考資料の提供を行っているのは、Associated Press, Citysearch, DATA.gov, ESRI, First American Corp., infoUSA.com Inc., NASA, National Geographic TOPO!, NAVTEQ, RiskMetrics Group, the United Nations, WaveMarket Inc.およびWeather Central Inc.などをはじめとする企業や組織とのこと。「Dallas」は、同日より限定CTP(Community Technology Preview)版の利用が可能となっている。