NTTドコモは12日、トヨタ自動車、日産自動車および本田技研工業のカーナビ向けに、ドコモの「地図アプリ」で検索した目的地情報を送信するサービスを発表した。20日より提供を開始する。 本サービスは、今後発売される2009年度冬春モデルの携帯電話において、20機種のうち12機種に搭載される「地図アプリ」を利用するもの。自宅や外出先などの場所を問わず、検索した施設名や住所などの目的地情報を各社のテレマティクスセンターへ送信し、乗車時に情報をカーナビに取り込むことにより、目的地設定を可能にする。対応する通信カーナビ向けサービスは、トヨタ自動車の「トヨタG-BOOK」「レクサスG-Link」、日産自動車の「日産 カーウイングス」、本田技研工業の「インターナビ・プレミアムクラブ」となる。月額使用料は無料。 これにより、携帯電話で調べた場所を目的地に設定する際、その情報を事前にメモし、カーナビ上で文字入力するなどの操作が不要となる。ドコモは、今後も携帯電話とITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)を融合させたさまざまなサービスを展開していくとのこと。