NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は7日、文京区に総延床面積10,000平方メートル超の「東京第5データセンター」を建設することを発表した。2010年度第4四半期の稼働を目指す。 また、現在運用中の「横浜第1データセンター」を増床する(増床面積 約6,400平方メートル)。2009年11月の提供開始を目指す。 両データセンターは、企業のICTアウトソーシングニーズに対応し、“高品質かつ高信頼で環境に配慮した世界最高水準のデータセンター”として稼働するとのこと。また、首都圏の各データセンターと接続している「首都圏マルチデータセンター」として、企業の事業継続計画(BCP)への対応やシステム拡張の柔軟化などを実現する。 「東京第5データセンター」は、阪神大震災クラスの地震でも倒壊しない耐震性を確保するとともに、国内データセンター最高レベルのPUE(電力使用効率)1.45以下、およびLCCO2(Life Cycle CO2)約15%(約6,300ton-CO2/年相当)の低減を実現するグリーンICTへ対応する。総延床面積は10,000平方メートル超(約1,700ラック相当)。「横浜第1データセンター」は、東京都心から約20km離れた強固な地盤の高台に位置するため、都心部の自然災害時にも安定したシステム運用を継続できる最新鋭の郊外型データセンターとのこと。第III期の増床によりBCPなど今後の需要拡大に対応する。