【スピード速報】はhttp://speed.rbbtoday.com/の1週間分の計測データをもとに各種の統計データを速報でお伝えする。このサイトはIXに計測専用サーバを置き、月間計測数は数十万を超え、統計データとしても十分な精度と信頼性を持っている。 今回は昨年からベータ版として利用が開始され、大きな反響をいただいている「スピード計測 GIGA SPEED」の2009年前半の速度分布をご覧いただく。2009年1月1日から6月30日までの測定データのうち、GIGA SPEEDで測定されたデータのみを抽出し、毎月の平均ダウンロード速度(ダウンレート)とアップロード速度(アップレート)を求め、速度帯別の割合を求めてグラフ化した。 図を見ての通り、ダウンレート、アップレート共に100Mbps以上の超高速データの割合が伸びている。特にアップレートは、ダウンレートに比べると超高速データの割合が小さいが、3月以降の伸び率が大きく、3月の22%から単純計算で1.5倍の33%を占有するまでになった。アップレートは情報発信速度であり、その速度向上は大容量動画などのアップロードを行う情報提供者の作業効率を大きく改善することが期待できる。 なお、ダウンレートは、GIGA SPEEDの公開と同時に非常に高速な測定データが次々と得られ、1月には全体の3割だった100Mbps超が、5月に42%に達し「スピード計測 GIGA SPEED」ならではの超高速データ収集能力が存分に活かされている。6月は前月比微減となったが66Mbps以上の合計割合はほぼ同じであり、横ばいと言って良い。このまま横ばいが続くのか、それとも再度上昇に転じるか、今後も注目していこう。