日本ビクターは、Adobe RGB対応の42V型ワイド液晶ディスプレイ「LT-42WX70」を発表。7月上旬より販売する。価格はオープンで、予想実売価格は350,000円前後。 同製品は、薄型42.5mmと軽量12kg の設計により、レイアウトフリー対応の42V型ワイド液晶ディスプレイ。薄型/高画質ディスプレイ「XIVIEW(サイビュー)」シリーズとなる。sRGB色空間のカバー率100%、Adobe RGB対応カバー率96%という広色度域により、デジタル一眼レフカメラで撮影した写真データの鮮やかな色彩、微妙なニュアンス、独特の雰囲気を再現するという。 52項目の画質調節機能を装備しており、入力ソースや再生機器ごとの異なる特性に対応。動画/静止画に関わらず、色彩・色調・ガンマなどの詳細な微調整が可能となっている。また、色相、色の濃さだけでなく、明るさのずれも最小限に抑えるため、製品1台ごとに階調の確認と同時にガンマ調整を行なった上で出荷しているという。 36ビット(RGBでは各12ビット)の画像処理エンジン「GENESSA プレミアム」を搭載。「i-Clear Motion NR」機能では画像ノイズをリアルタイムに検出し、ブレなく、効果的にノイズを低減。「Real Color Creation」機能は、入力映像1枚ごとの色分布を瞬時に分析して高画質処理を実施。よりリアルな色彩と立体的な質感にあふれる映像を生み出すという。また、動きの速い映像もリアルに再現できるフルHD倍速液晶ドライバを搭載している。 HDMI×3やアナログRGB×1のインターフェースを装備しており、Bulu-rayの高画質コンテンツやフルHD映像の再生に対応。また、そのほかの機能として、家庭用のStandard/明るい環境下用/映画鑑賞用/モニター画質/デジタル1眼レフ写真用/ゲーム用という6つの画質モードをプリセット。目的に応じた最適な画質で視聴できる。 おもな仕様は以下のとおり。・液晶サイズ:42V型ワイド・解像度:1,920×1,080ピクセル・輝度:450cd/m2・コントラスト比:4,000:1(ダイナミックコントラスト比:50,000:1)・視野角:上下/左右各178度・インターフェース:HDMI×3/ミニD-sub15ピン/3.5mmステレオミニなど・消費電力:175W・本体サイズ:幅990×高さ599.8×奥行き42.5mm(本体のみ)・重さ:12kg(本体のみ)・付属品:電源コード/スピーカー/ネジ×2(スピーカー用)/リモコン/固定用バンド×1、ネジ(固定用)/転倒防止用フック×2/ネジ×2(転倒防止用)/ミニD-sub15ピン-RCA変換ケーブル/ミニプラグ-RCA変換ケーブルなど。