まず、同社ではお馴染みの手のひら静脈認証技術。今回会場で見つけたのは、富士通研究所が参考出展としてデモしたいたもの。毎秒30フレームの速さで手のひら静脈を撮影し、30フレームのなかから認証に最適な画像を瞬時に識別しているのが特徴だ。
会場では、9cm×7cmの試作基盤を用いたデモを行っていた。スタッフは「従来の製品では、センサーの上に手のひらもっていって一瞬止めなければいけなかった。それでは使いにくいのではないかという声もあったので、手が動いてる最中に認証可能にすることによって、今までよりももっと気軽に認証できるようにした」と話す。
このため、手のひらをスライドさせたりタッチする感覚で認証ができ、短時間に大量の人の認証が必要になるシーン、例えば遊園地への入館などでの利用が期待される。