米Adobe Systems(アドビ システムズ)は現地時間21日、ネバダ州ラスベガスにて開催中の2009年National Association of Broadcasters(全米放送事業者協会、NAB)において、デジタル家電向けのAdobe Flash Liteを初公開した。 デジタル家電向けAdobe Flash Liteは、インターネット対応テレビやSTB、Blu-rayプレイヤーなどのさまざまな家庭用デジタルデバイス向けに最適化されたFlashのランタイムとなる。あわせて、開発コードネーム「Strobe(ストローブ)」と呼ばれるあらたなソフトウェアフレームワークも発表された。「Strobe」は、メディアプレイヤー向けのオープンな業界標準で、高品質なビデオの配信やWeb上のインタラクティブな体験をWeb上で実現する。 さらに新ソフト「Adobe Story(アドビストーリー)」(Windows版/Macintosh版)のプレビューが行われる予定とのこと。「Adobe Story」はオンラインでもオフラインでも利用可能なソフトウェアで、映画業界や放送業界を対象にコラボレーションによる脚本の制作を支援する製品。現在は開発の初期段階だが、将来的にはビデオワークフローのプリプロダクション向けの製品として他の製品と統合され、Adobe Creative Suiteファミリー製品の構成製品になる予定だ。