両社の事業を統合することにより、東芝は高いシェアをもつ、ノートPC、車載、携帯端末、家電向け小型HDD市場(2.5型以下)での地位を確固たるものとするのが狙いだ。さらに、富士通の強みであるサーバ、ストレージ・システムなどのエンタープライズ(企業向け)HDD事業を統合することで、今後データ・ストレージ需要の継続的増大が見込まれる同分野でのシェア拡大を目指す。特に大きな成長が期待されるSSD(Solid State Drive)については東芝のNAND型フラッシュメモリ技術、富士通のエンタープライズHDD技術を融合することによってサーバ向け高性能SSDの開発を進める予定とのこと。東芝は、本事業統合により、2015年にはHDD市場全体において20%以上のシェア獲得を目指す。
《RBB TODAY》