シマンテック コーポレーションは19日、VMware社と協業して、VMware環境向けの高可用性(High Availability:HA)と障害復旧(ディザスタリカバリ:DR)のソリューションを提供することを発表した。 VMwareの環境でシマンテック「Veritas Cluster Server(VCS)for VMware ESX」を利用している両社の顧客に対する「TSANet(Technical Support Alliance Network)」を通じた共同サポートが中心となる。そのほかVCSとVMware Infrastructureの統合による補完的なHA/DRソリューションの提供、VMware vCenterにおいてHA/DRを実現するためのVCSの機能強化などが含まれている。 シマンテックVCSは、ミッションクリティカルなアプリケーションを計画外のダウンタイム(停止時間)から保護する、VMware環境向けの補完的なソリューションとなる。VCSではHA/DRを実現するためにエラーの発生した場所と原因に関係なく総合的な保護を提供している。計画的なダウンタイムを削減するためのVMware VMotionや、アクティブな状態での作業負荷を管理するDistributed Resource Scheduler(DRS)など、VMwareの主要な機能を補完可能とのこと。さらに新しい拡張機能により、仮想インフラの重要な構成要素に対する保護がVCSには追加されている。計画外のダウンタイムからアプリケーションを保護することに加え、VCSでは計画外のダウンタイムからVMware vCenterをも保護できるようになっている。