日本ヒューレット・パッカードは25日、ミニノート「HP Mini 1000」を発表した。同製品は、すでに販売されている「HP 2133 Mini-Note PC」の後継という位置づけではなく、新しいラインになる。つまり、従来の「HP 2133 Mini-Note PC」がビジネス向け、「HP Mini 1000」がパーソナルユースとなり、同社では今後も1000シリーズと2000シリーズといった2本柱で市場に訴求していく予定だ。 まず、CPUは「HP 2133 Mini-Note PC」のVIAではなくインテル製を採用し、Atom N270(512KB L2キャッシュ、1.60GHz、533MHz FSB)となっている。メモリは1GB、搭載OSはWindows XP Home Edition(SP3)だ。なお、今回の製品はストレージの違いにより、8GB SSD、16GB SSD+8GB HPミニモバイルドライブ、60GB HDD(4200rpm)といった3タイプが用意されているのも特徴だ。16GB SSD+8GB HPミニモバイルドライブのモデルでは、着脱可能な8GBのUSBメモリを内蔵、出荷時にはSSDがCドライブ、HPミニモバイルドライブがDドライブとなる。純正のHPミニモバイルドライブのみ使用可能だ。 同社の製品に特徴的なZEN-designは“uzu”を採用。10.2インチの液晶ディスプレイ(1024×600/最大1,677万色)を搭載し、ディスプレイと額縁が一体化した「HPハードコート・クリスタル・ビュー」を採用して高級感を出している。また外観にネジが見えないように仕上げ、必要最小限のインターフェイスにとどめている。ちなみに、そのインターフェイスはUSB 2.0(4ピン)×2、HPミニモバイルドライブポート(USB 2.0)×1、ネットワークポート(RJ45)、マイク入力/ヘッドフォン出力コンボポート×1、拡張コネクタとなっている(ハードディスクドライブモデルにはHPミニモバイルドライブポートはない)。 さらに本体のサイズは幅261.7×奥行き166.7×高さ25.9mmで、重量は約1.1kg。本体底面にはめ込まれた薄いリチウムポリマーバッテリの採用によって、最厚部でも25.9といった薄さを実現した。ACアダプタ(コンセント部分込み)も約192gと小型化し、本体と持ち歩いても約1.3kgと軽量化している。 「HP 2133 Mini-Note PC」では当初、英語キーボードのモデルも見られたが、「HP Mini 1000」では最初から87キーの日本語キーボードを採用。キーピッチは約17.5×17.5mmでフルサイズの92%となっている。ストロークは約2.0mmだ。 「HP Mini 1000」の主なスペックは以下の通り。OS:Windows XP Home Edition(SP3)CPU:Atom N270(512KB L2キャッシュ、1.60GHz、533MHz FSB)チップセット:モバイル インテル945GE Expressチップセットメモリ:1GBストレージ:8GB SSD/24GB(16GB SSD+8GB HPミニモバイルドライブ/60GB HDDウェブカメラ:VGA WEBカメラ無線LAN:IEEE802.11b/gBluetooth:24GBモデルと60GB HDDモデルに搭載ディスプレイ:10.2インチメディアカードスロット:SD/MMCメモリカード(SDHCメモリカード)×1インターフェイス:USB 2.0(4ピン)×2、HPミニモバイルドライブポート(USB 2.0)×1、ネットワークポート(RJ45)、マイク入力/ヘッドフォン出力コンボポート×1、拡張コネクタ(ハードディスクドライブモデルにはHPミニモバイルドライブポートはなし)サイズ:幅261.7×奥行き166.7×高さ25.9mm重量:約1.1kgバッテリ:リチウムポリマバッテリ(3セル)約174gバッテリ駆動時間:約3.5時間(8GB SSD/24GBモデル)、約3.3時間(60GB HDDモデル) 価格は8GB SSDモデルは49,980円(税込み)、24GBモデルは54,600円(税込み)、60GB HDDモデルは54,600円(税込み)となっている。※初出時において、ACアダプタの重さに誤りがありました。読者の皆さまおよび関係者の皆さまにお詫びを申し上げるとともに、ここに訂正させていただきます。
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