この検証は、本年7月16日に開設されたSAP Co-Innovation Lab Tokyo(COIL Tokyo)での最初のプロジェクトで、4社は、COIL Tokyo においてハードウェアおよびソフトウェアを活用し、災害からの効率的なリカバリー環境の構築・運用の検証に取り組んでいた。
検証プロジェクトでは、1台で24個のコアが利用できるインテルXeonプロセッサ7400番台搭載のサーバ、ネットアップのストレージシステム「FAS3000シリーズ」、ディザスターリカバリープランの簡素化・自動化を実現する「VMware Site Recovery Manager」を組み合わせ、ディザスターリカバリー環境が構築された。この検証環境において、プライマリーサイトで運用されているSAP ERPが、あらかじめ設定した復旧手順通り復旧サイトで正しくリカバリーされることが確認されたという。検証プロジェクトは8月に開始され、約3週間で機器のセットアップやリカバリーの検証が終了した。