知らない人に自分の名前や住所を教えない、知らないサイトを見るときは注意をする、相手を思いやる、情報の発信には責任を持つ、使いすぎに注意する、……。ヤフーが子ども向けのインターネット教室であげた「あんしんインターネットの約束」だ。 ヤフーは11日、小学生向けのインターネットマナー教室「ちょボットわくわくクイズ! 〜インターネットのマナーABC〜」を、東京国際フォーラムにて開催中の子どもを対象にしたイベント「丸の内キッズフェスタ」の教室の1つとして開催した。 ヤフーでは、小学校3年生くらいからインターネットを使い始めることが多いためそれまでにマナーを学んでほしいとして、今回の教室の開催となった。 教室は、11日と12日に3回ずつ開催しており、当日の申し込みで受講できる。定員は親子30組程度。11日1回目の教室では、定員に達するほどの盛況ぶりだった。参加者は、小学校の全学年がいたが、5年生と4年生が多かった。 ヤフーは、子ども向けのポータルサイト「Yahoo!きっず」を展開している。ここでは、「ちょボット」「ピョコたん」「スナギモさん」というキャラクターが登場する。 教室の最初ではまず、これらヤフー!キッズのキャラクターが登場する紙芝居が始まった。スナギモさんが懸賞に応募するためWebサイトに住所と名前を入力。掲示板で見かけたダイエットに成功したという書き込みに、ピョコたんは太った気がするからダイエットすればいいのに、と返事をした。しかし、自宅に勝手に商品が送りつけられ5万円を請求したり、掲示板の書き込みがピョコたんに見つかり怒られたという内容だ。 この紙芝居を教訓に先ほどの5つの約束をあげたというわけだ。 5つの約束を覚えたところで、次は虫食いを埋めるゲーム。答えが書かれた風船をより早く取ったチームが勝ちだ。 最後に、約束の一部が虫食い状態になったTシャツに答えを書いて教室を終えた。見渡す限りでは、参加した子どもたちはみんな5つの約束をきちんと覚えて帰っていたようだ。