日本IBMのx86サーバ「IBM System xシリーズ」(タワー型、ラック型、ブレード型)と、オープンソース仮想化ソフトウェア「Xen」を標準搭載するノベルのサーバOS「SUSE Linux Enterprise Server 10」、仮想化されたWindowsを高速に動作させるための仮想化ドライバ「SUSE Linux Enterprise Virtual Machine Driver Pack」、およびソリューションを構築するための「構築ガイド」により構成される。
IBM System xサーバ1台で完結するため共有ストレージを必要としない構成、オープンソースのOSと仮想化ソフトの採用など、商用仮想化ソフトではライセンス費用が高くついてしまうといった悩みを抱える中堅中小企業向けの仮想化ソリューションとなっている。また2006年に発表されたマイクロソフトとノベルのグローバル協業により、SUSE Linux Enterprise Server 10標準搭載のXenによる仮想環境Windowsサーバの動作のサポートが保証済みとなっており、共同開発・認定された仮想化ドライバ「SUSE Linux Enterprise Virtual Machine Driver Pack」も同梱することで、仮想Windowsサーバをネイティブ環境に近いパフォーマンスで実行可能とのこと。
推奨サーバ(検証済サーバ機種)はタワー型IBM System x3400 / 3500、ラック型IBM System x3550 / 3650、ブレード型IBM BladeCenter HS21。