SUGU MEETは、こうした市場の中間を狙うサービスだ。SMV2による高圧縮・高画質化により、一般回線を利用して高品位ビデオ会議を、低コストで提供するのが特徴だ。だが、高画質動画はどうしてもデータ量が多くなる。開発にあたっての課題の1つは、一般回線という限られた帯域でいかに高画質の動画を配信するかという点だったという。「500Kbps程度まで圧縮した動画でも、たとえば4拠点を同時につなごうと思うと、2Mbpsもの帯域を使用することになります。それでは一般回線を使った配信は難しい。動画のビットレートをどう抑えて、安定した配信と画質を両立させるか、かなり試行錯誤しました」。