台湾Shuttleは、従来キューブタイプのベアボーンシステムで有名だった。ところが、COMPUTEX TAIPEI 2008のブースにはPC(システム)や液晶ディスプレイが展示されていた。同社の今後の戦略に変化はあったのだろうか?Special Assistant to CEOのGary氏に聞いた。——上半期に登場する製品で注目なのは?「D10」が挙げられるでしょう。7インチのタッチスクリーン式液晶ディスプレイをフロントに搭載した製品になります。——市場はどこにフォーカスしているのか?我々の市場は広いのです。インターネット接続などパフォーマンスが必要ないユーザーにとっては、Atom搭載のシステムで十分でしょう。しかし、なかにはパフォーマンスを追及するユーザーもいるかもしれない。その場合はCore 2 Duoが適当です。我々はそれら2つのケースを考えて2種類のマザーボードを用意しています。——今回はディスプレイの新製品を発表していますねディスプレイメーカーと協力して我々の製品としてチューニングし、アイデアを製品のなかに取り入れています。今回の製品は厚さがとても薄いのが特徴となっているが、将来、このような創造的なアイデアがプロダクトに生かされる形になります。——台湾Shuttleが今回モニターをリリースしたのは何故ですか?以前は、我々はベアボーンだけを売っていました。我々の製品を購入するユーザーは、「格好良く見える」と製品をとても好意的にみてくれています。しかし、その製品は結局他社のモニターに接続しなければいけません。ユーザーは、ベアボーンPCあるいはシステムに接続する格好いいモニターの登場を待っていると思います。——モニタービジネスには競合が多く存在しますはい。だからこそ、われわれは美しく、スタイリッシュなものを選んだのです。これ以上のクリエイティブなモニターはないでしょう。——ユーザーは現状のモニターに満足していない?していないですね。このモニターを接続すればよく見えるし、スタイリッシュですよ。——ほかのベンダーのモニターは……この製品のようにスタイリッシュではないですよ、美しくない。——以前、Shuttleが出したモニターと、今回のモニターが違うところはどこですか?以前の製品は、価格が高かったのです。それに画面サイズを大きくすると重くなってしまうという欠点もありました。今回は非常に軽いし、24mmと薄く仕上がっています。——日本の市場についてお聞きしたいのですが。自作市場は縮小してます。それについてどう思いますか?まさにそこが、我々の新製品(システム製品やモニター)の存在理由です。つまり、ニューパッケージですね。ベアボーンだけのソリューションを提供していても、顧客は“ハッピー”ではないでしょう。我々はベアボーンを違った目的のために提供できます。顧客も現在は、デジタルホームなどの目的で購入するようになってきています。したがって、これ以上、DIYやゲーム市場にフォーカスするつもりはありません。これまでは、そこに時間をかけてきたわけですが、今後は新しい目的、新しいアプリケーション……、特にリビングルームでの使用を考えたものに時間をかけていきたいと考えています。——日本市場で重要なのは新しいパッケージを売っていくことです。また、ユーザー自身にリモートコントローラ、モニター、それらを自分で組み合わせることができる楽しさを提供していくことです。競合は、キューブPCより大きなデスクトップ製品やミニノートPCなどさまざまです。——キューブで有名な台湾Shuttleですが、もう少し小さいものはできないのでしょうか?ミニITXを搭載したものを2カ月後にリリースします。——そうとう小さいですね?このサイズの製品には2.5インチのHDDドライブを搭載します。CPUはAtomになるでしょう。インターネット接続などの用途に使う製品になりますが、モニターをバンドルしてだそうと思っています。——カラーは?カラーは何でもできますよ。KPCを見てみると分かるでしょう(笑)。
【台湾Valueを探る!〜COMPUTEX TAIPEI 2008〜(ビデオニュース)】Shuttleのイベント「Shuttle Night」にDavid Yu社長が登場2008.6.7(土) 22:04
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