キヤノンは10日、デジタル一眼レフカメラ「EOS DIGITAL」シリーズの新モデル「EOS Kiss F」を発表した。発売時期は6月下旬。価格はオープンで、予想実売価格はボディ単体が70,000円前後、手ブレ補正機構搭載の「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS」レンズ付のレンズキットが80,000円前後。 製品名にFamilyやFriendlyのイニシャルを採用したように、EOS Kiss Fは、幅広いユーザー層を対象に気軽さと使いやすさを意識し、エントリークラスに位置づけられる。 約1,010万画素CMOSセンサ(APS-Cサイズ)、高性能映像エンジン「DIGIC III」搭載などによる高画質、高レスポンス性能を備えながら、EOS DIGITALシリーズで最軽量となる約450gの本体質量を実現。操作部のボタンや表示も大きめにし、使いやすさを向上している。 また、映像を液晶ディスプレイでリアルタイムに確認しながら撮影できるライブビュー撮影機能や、自動的に明るさやコントラストを補正するオートライティングオプティマイザ機能など、エントリークラスに最適な先進機能を数多く搭載。ほかにも、カメラ内部のゴミの発生・付着の防止、除去といった対策となる「EOS Integrated Cleaning System」や、PC画面を見ながら構図やピントを確認するリモートライブビュー撮影(付属ソフトの「EOS Utility」を使用)も特徴的な機能となっている。 おもな仕様は以下のとおり。●EOS Kiss F・レンズマウント:キヤノンEFマウント・撮像素子:CMOSセンサ・有効画素数:約1,010画素・シャッタースピード:1/4,000〜1/60秒・フォーカスエリア/測距点:TTL二次結像位相差検出方式/7点測距・ISO感度:ISO100〜1,600・ドライブモード:連続撮影速度JPEG最高約3コマ/秒・記録メディア:SDメモリーカード、SDHCメモリーカード・バッテリー:バッテリーパックLP-E5・撮影可能枚数:常温ストロボ撮影なしで最大600枚・背面ディスプレイ:液晶2.5型・本体サイズ:幅126.1×高さ97.5×奥行き61.9mm・本体重さ:450g・付属品:バッテリーパック、バッテリーチャージャー、インターフェースケーブル、ビデオケーブル、ワイドストラップなど なお今回は、同製品と同時にEOSシリーズ用の外部ストロボ「スピードライト430EX II」も発表。発売時期は7月下旬。価格は33,000円。