アライドテレシスは、1日、2.5GHz帯を利用した地域WiMAX事業者向けに基地局「AT-TQ9200」などを発売すると発表した。発売開始は2008年第3四半期を目標としている。 地域WiMAXは、固定系WiMAX(FWA)として移動体通信を前提としたBWA WiMAXとともに、おもにCATV局などに免許が交付され、デジタルディバイドの解消なども期待されている。アライドテレシスでは、基地局、子局などの無線機器、上流ネットワークを構成するスイッチなどを開発・供給していくとしている。AT-TQ9200の価格は未定だが、個別見積もりとなる予定だ。 AT-TQ9200の仕様は以下のとおり。TenQ AT-TQ9200(仮称)(Pico BS)仕様・準拠規格:IEEE802.16e-2005・無線アクセス方式:OFDMA・複信方式:TDD・チャネルバンド幅:5MHz / 10MHz・FFT サイズ:512 / 1024・送受信周波数:2.5GHz帯・MIMO Matrix :A / B・最大送信出力:30dBm・電源電圧:DC-48V または AC100V・外形寸法: W250×H250×D85(mm)・重量:4kg・ASN:Profile C対応