京セラは25日、解像度600dpi×600dpiで世界最速の毎分150mフルカラー印刷を可能にしたインクジェットヘッド「KJ4シリーズ」を4月から販売開始すると発表。 同製品は、A4サイズの用紙に換算すると1分間に約1,000枚分の高速印刷が可能な、世界最大の有効印字幅4.25インチ(108mm)を持つインクジェットヘッド。独自の圧電セラミック技術を応用し小型ピエゾアクチュエータ(圧電素子)を開発。ファインセラミックスの圧電効果を利用してインクの吐出をコントロールする。 また、独自の流路設計により2,656個のインクノズルを4.25インチ幅に高密度で配置。これにより、高速印刷でも高精細な印刷が可能になった。 本体サイズは幅200×高さ58×奥行き25mm。水系インク、UVインク、油系インクに対応。紙以外にも布やプラスチックフィルムのような非吸収体など、さまざまな素材への印刷が可能だ。