福岡県産業・科学技術振興財団と九州大学は13日に、超小型無線中継・基地局「picoMesh LunchBox」の試作品が完成したことを発表した。 「picoMesh LunchBox」は、手のひらに乗るくらいの小型ながら、高い中継回線容量を持っており、設置すれば、ブロードバンド通信エリアが確保できる多段無線マルチホップ中継技術を活用している。独自のパケット伝送方式である「周期的間欠送信(IPT)」により、電波干渉をうまく制御し高い中継伝送効率を達成した。この技術を用いることで、大規模な基地局間の無線中継網を自動的に形成し、無線LANの通信エリアを簡単に拡大可能となっている。アンテナは内蔵されており、バッテリー駆動により、複雑な配線も不要だ。 今後は、今回の研究成果をもとに、国内外の企業、各種研究機関と協力し、今後20年のポストICT社会に求められるユビキタスブロードバンドモバイル通信実現のためのキーインフラ開発を目指していくとのこと。 なお本技術は、福岡県産業・科学技術振興財団が中核機関となって事業を実施している「福岡先端システムLSI開発拠点構想」のプロジェクト「MIMO-MESHポイントの開発」から生まれた技術となる。
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