三井情報とF5ネットワークスジャパンは8日に、NTTドコモのPC向けパケット定額プラン「定額データプラン」に対して、SSL VPNリモートアクセスソリューションを提供することを発表した。F5が提供するFirePassを利用するもので、これにより、よりセキュリティ性の高いリモートアクセスが可能となる。 定額データプランは、FOMAデータ通信専用機種などによるPCデータ通信を定額で利用できるNTTドコモの料金プラン。2007年10月より開始されたが当初はVPNに対応しておらず、同年12月21日よりVPNに対応した。今回の三井情報およびF5のサービス開始は、それを受けてのものとなる。 定額データプランでは、FOMAの電子認証サービスであるFirstPassを利用可能だが、FirstPassとFirePassの組み合わせにより、より強固なセキュリティを保つことができる。NTTドコモから取得したユーザ証明書をFirePassへ送信することで、クライアント−サーバ間の相互認証が行われ、強固なセキュリティによる認証が可能とのこと。 定額データプランへのFirePass SSL VPNソリューション提供にあたっては、三井情報がNTTドコモへのFirePass販売やシステム構築支援、保守対応を担当し、F5は案件支援を行う。