F5ネットワークスジャパン株式会社は8月29日、都内で記者会見を開催し、同社ADC製品であるBIG-IPファミリに、日本市場向けの新しいエントリーモデル「BIG-IP 800」を追加したと発表した。アプリケーションのWebベースへの移行やアクセス環境の多様化、端末の多様化、クラウド環境の利用といった市場動向を背景に、中小規模のシステムにおいてもアプリケーションの信頼性、安全性、セキュリティを確保する必要性が高まっていおり、同社ではこれらの需要に応えるため、140万円を切る価格で本製品の提供を行い、2年後に50%の国内シェア獲得を目指す。また同時に発表された同社の2014年度成長戦略およびBIG-IPの新バージョン11.4にはともにセキュリティ分野の強化が盛り込まれた。同社における2014年度の4つの成長戦略の1つとしてセキュリティ分野の強化が挙げられ、BIG-IP v11.4ではL3L4のDoS攻撃対策機能を強化するなど、戦略面・製品面双方でセキュリティ分野を強化する。情報セキュリティへの社会的需要の高まりとともに前年比2倍の成長率を記録した同社セキュリティ分野の強化に、社をあげて取り組む姿勢だ。